気候危機 県民も関心持って 高志高生・森さん発信 世界的アクションに賛同

2020年10月9日 05時00分 (10月9日 09時50分更新)
「多くの人に環境問題に関心を持ってほしい」と話す森さん=福井市内で

「多くの人に環境問題に関心を持ってほしい」と話す森さん=福井市内で

  • 「多くの人に環境問題に関心を持ってほしい」と話す森さん=福井市内で
 若者が気候変動対策を政府などに求める「世界気候アクション」が世界で一斉に実行された九月二十五日、会員制交流サイト(SNS)でメッセージを発信した高校生が県内にもいる。高志高二年の森千紘(ちひろ)さん(16)。県内ではまだアクションは浸透していないが、森さんは「多くの人に環境問題への関心を持ってもらい、福井でも大きな活動が起こってほしい」と願っている。 (籔下千晶)
 世界気候アクションを呼びかけたのは、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんに賛同して世界各国に広がったネットワーク「Fridays For Future Japan(FFFJ)」の若者たち。国内でFFFJは金沢や名古屋などに二十六支部ある。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、デモ行進や集会ではなく、靴を並べて主張する「シューズアクション」を呼び掛けていた。
 森さんは中学生の時にフィリピンへ短期留学した経験から国際問題への関心が強い。校内の総合学習で森林伐採を止めるためのペーパーレス化について調べたり、校外の高校生向け講座で貧困や人種差別を学んだりしている。講座を主催するグループの副代表で県立大二年の田川裕大さん(19)に世界気候アクションについて教えられ、「活動の幅を広げよう」とシューズアクションを実行した。
 森さんは二十五日夜、段ボールに気候変動対策を表す「CLIMATE ACTION」の文字と太陽の絵を描き、愛用のスニーカーと共に写真を撮影。「#気候危機に特効薬なし」のハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、海外の人からも「いいね」をもらったという。
 「環境問題についてメッセージを発信することは簡単だと感じた」と森さん。「気候危機は地球全体の問題なので一人の力では解決できない。多くの人の協力が重要」と考え、「来年はもっと大きなアクションをしたい」と話している。

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