過酷な冷凍倉庫でクールに作業 豊田織機、無人フォークリフト実証実験
2020年10月9日 05時00分 (10月9日 05時02分更新)
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フォークリフト世界最大手の豊田自動織機は八日、食品大手ニチレイの物流子会社ニチレイロジグループ(東京)と共同で、零下二五度の冷凍倉庫内でも作業できるフォークリフトの自動運転の実証実験を始めたと発表した。過酷な環境下での作業を無人にすることで、人手不足問題の解消に貢献し、物流の効率化を目指す。 (安藤孝憲)
実証実験は、東京都港区にあるニチレイの物流センターで来年九月まで実施。豊田自動織機は、既存の自動運転の機種「Rinova(リノバ)」のセンサー周辺に小型ヒーターを設置するなどの改良を加え、有効性を確認する。冷凍の部屋と、二度前後の冷蔵の部屋が混在する環境で、最大三〇度ほどの急激な温度変化にも耐用可能か検証する。
同社によると、...
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