<にしみの映える> 揖斐川・藤橋城 城型のプラネタリウム
2020年10月9日 05時00分 (11月16日 11時36分更新)
旧暦の8月15日にあたる1日夜、「中秋の名月」が山の向こう側からゆっくりと姿を現し、城の輪郭を優しく照らし出した。揖斐川沿いの曲がりくねった山道の先、揖斐川町鶴見の藤橋城。ストロボをたいてその姿を写真に収めると、重厚感ある天守が月夜に浮かび上がった。
旧藤橋村が地域おこしのため1989年に開いた観光施設で、正式名称は「藤橋城・西美濃プラネタリウム」。名前の通り、城型の建物の1階がプラネタリウムになっている。
1000万個の星を映し出せる投影機「メガスター2(ローマ数字の2)B」とプロジェクター3台を駆使し、その日の夜に見られる星空を直径9メートルのドームに映して職員が解説。本物以上にも感じられる星の美しさは、県内のプラネタリウムで随一という。...
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