天元戦、一力が先勝 タイトル奪取へ好スタート

2020年10月8日 21時05分 (10月9日 01時35分更新) 会員限定
第46期天元戦第一局で井山裕太天元(右)に勝利し、感想戦で対局を振り返る一力遼碁聖

第46期天元戦第一局で井山裕太天元(右)に勝利し、感想戦で対局を振り返る一力遼碁聖

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 囲碁の井山裕太天元(31)=棋聖、本因坊=に一力遼碁聖(23)が挑む第46期天元戦五番勝負(中日新聞社主催)の第1局が8日、名古屋市熱田区の料亭「賀城園」であった。午後6時19分、290手までで一力が黒番半目勝ちし、タイトル奪取に向けて好スタートを切った。
 持ち時間各3時間のうち、残りは両者とも1分。第2局は20日に札幌市の京王プラザホテル札幌で打たれる。
 序盤は井山が白22(3十五)、24(2十四)で落ち着いて左下隅の実利を得た。その後、白46(10四)で切り合う構えを見せたが、一力は黒47(8四)と穏やかに対応。黒63(10十七)から下辺での主導権争いが始まった。
 中盤は白126(19十三)から難解なコウ争いに突入した。下辺とのフリカワリで右辺の大石を取った井山がややリードしたかに見えたが、中央の競り合いで一力が挽回。黒209(7十一)から微細な寄せ合いとなり、最後はわずかに一力が抜け出した。
 立会人の羽根直樹九段(44)は「中盤のコウ争いから複雑な碁になり、判断が難しかった。一力碁聖の冷静な判断力と精神力が光った。どちらが勝ってもおかしくないギリギリの勝負。2人とも充実しており...

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