子ギツネコンコン通ります 東浦の豊田自動織機工場

2020年10月8日 16時00分 (10月11日 18時57分更新) 会員限定
センサー付きカメラに写ったキツネの映像の一部=豊田自動織機提供

センサー付きカメラに写ったキツネの映像の一部=豊田自動織機提供

  • センサー付きカメラに写ったキツネの映像の一部=豊田自動織機提供
  • アニマルパスに設置されたセンサー付きカメラを点検する深川有夏さん=愛知県東浦町の豊田自動織機東浦工場で
 トヨタグループの豊田自動織機がカーエアコン部品製造の東浦工場(愛知県東浦町)内に整備した野生動物のための通り道「アニマルパス」を、キツネが頻繁に通るようになっている。同県半田市出身の童話作家新美南吉の「ごんぎつね」の舞台として知られる知多半島では、キツネを象徴として生態系保護の運動に産学官が連携して取り組んできた。関係者は「自然と共生する地域社会の一つのモデルになれば」と話す。 (安藤孝憲)
 後ろ足で毛づくろいするキツネに、別のキツネがそろりと近づき、ちょっかいを出すようにのしかかる。どちらも体は小さめで子ギツネのようだ。「けんかなのか、じゃれ合っているのか。よく見かける光景です」。アニマルパスに設置された計五台のセンサー付きカメラを管理する豊田自動織機PE環境部の深川有夏(ゆか)さん(53)は、記録された映像に目を細める。
 アニマルパスは全長二百五十メートル。二〇一八年、同社が参画する「知多半島生態系ネットワーク協議会」の協力を得て、従業員が植樹するなどして整備した。元々、工場の西に広がる町有林にはキツネが生息することが分かっていたが、広さが不十分...

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