トップからダウンスイングへ・・・感覚が身につきます!

2020年10月8日 10時56分

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間を感じる壁ドリル

 今回は、トップの位置からダウンスイングにかけての「間」を取るために役立つドリルを紹介します。壁を使ったドリルで、練習場やゴルフ場はもちろん、みなさんのご自宅でも取り組むことができます。ぜひ、「間」を感じてみてください。 (取材・構成 堤誠人)

体と壁少し空ける

 スイングの際に手から先に行ってしまうと、トップからの「間」がなくなってしまい、飛距離が落ちやすくなったりダフる原因になったりします。「間」をとるために私が普段から取り組んでいるのは、壁を使ったドリルです。
 まず、体の右側と壁の間を少し空けるように立って、トップの形をつくります。両手は壁に寄り掛かるようにして、ここからダウンに移ります。気を付けてほしいのは、手の力で壁を押すのではなく、手の力は寄り掛かるだけで、体全体を使って壁を押すことです。
 この時、自分がどの筋肉を使って動いているのかを意識するようにしてください。私の場合は左足の指や左太ももの内側、左の腰、腹筋などを使って壁を押しています。自分の体の使い方が分かってくると、とても「間」をつくりやすくなります。

確認してから振る

 このドリルで、自分が力を入れる筋肉がどこなのかを覚えておいてください。練習の時などに「壁を使ったドリルでは太ももの内側と腰の筋肉を使っていたな」などと意識しながらスイングすると、すごく「間」をつくりやすくなり、いいスイングができるようになると思います。
 このドリルは壁さえあればどこでもできるのですが、最も効果的なのは練習場でやってみることです。他の人の邪魔にならない場所で壁のそばに立って、自分が体のどの筋肉を使ってスイングしているのかを確認して、そのまま打席に入ってスイングしてみると、より身に付きやすくなると思います。

すぐ打席で実践を

 ドリルで「間」を実感して、すぐに打席でスイングすることがポイントです。最初はしっくりとこない時があるかもしれませんが、続けていくうちにだんだん体の反応がよくなってくるので、感覚が分かりやすくなってくると思います。ぜひ、試してみてください。

【しのぶのひとりごと】

藍さんを追って続けたゴルフ、最近楽しい

 最近、少しずつゴルフをする機会が増えてきました。プライベートのラウンドでは「ゴルフって楽しいなあ」と改めて感じています。
 ツアーに出場していた時は成績を出すことに必死で、スコアを伸ばすことや順位を上げることにこだわっていました。今はダボを打っても池に入れても、もちろん悔しい気持ちはあるのですが、それよりもボールを打つ楽しさの方を強く感じています。
 私は小学3年でゴルフを始めて、2~3カ月後に初めて出た大会では参加した50人のうち真ん中くらいの順位でした。この大会で活躍されていたのが1学年上の宮里藍さんです。父から「あの子が沖縄で一番うまい子だよ」と言われ、少しでも藍さんに追いつけるようにと頑張ったのが、私のゴルフ人生の始まりです。
 試合では、日常生活では感じられない緊張感、恐怖、苦しさを味わうこともありました。でも、今は幸せな瞬間だったんだなと思うようにもなりました。
 コロナ禍で外出もままならなかった頃は、これから何をやったらいいのかと不安になったこともありました。今は毎日が充実していると感じられて幸せです。これからも練習やトレーニングを通じて、また違う自分と出会えたらいいなと思います。

▼諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ) 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝し、09年には6勝を挙げ賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。

取材協力 GOLF&FITNESS POINT芝浦(東京都港区海岸3の26の1 パーク芝浦7F) (電)03(6435)4521
(毎月第2・4木曜日の紙面に掲載)
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