高浜4号機が停止 特重施設未完成 再開は来年1月か

2020年10月8日 05時00分 (10月8日 09時40分更新)

 関西電力は七日、高浜原発4号機(高浜町)で八日が設置期限になっていたテロ対策施設である「特定重大事故等対処施設(特重施設)」が完成しなかったため、運転を停止した。前倒しで定期検査を開始し、十二月の完成を目標に特重の設置工事も進める。運転再開できるのは来年一月下旬となる見通し。
 特重施設は、新規制基準で新たに設置が義務付けられ、原発本体の工事計画認可から五年以内の設置が必要。航空機を衝突させるなどのテロに備えて緊急時制御室や注水設備などを設置するが、高浜4号機では労働災害が連続発生した影響などで作業が遅れた。
 他の原発でも九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の1、2号機で特重施設の設置が間に合わず停止中。高浜3号機も定期検査で停止していた八月に期限を迎えて運転できなくなっている。
 関電の原発のうち、定期検査中の大飯原発3号機(おおい町)は配管に亀裂が見つかり運転再開ができなくなっている。唯一運転中の大飯4号機は十一月三日から定期検査の予定で、関電の四基すべてが停止に追い込まれる可能性が高まっている。 (今井智文)

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