中日・鈴木博 サイドスローで151キロ! 2軍で1安打無失点「ほかにいないピッチャーに」決意の挑戦
2020年10月7日 17時54分
◇7日 ウエスタン・リーグ 広島5―2中日(由宇)
中日の鈴木博志投手(23)が7日、ウエスタン・リーグの広島戦(由宇)に7回から2番手で登板し、1イニングを1安打無失点と好投した。シーズンが終盤を迎えるこの時期だが、横手投げに変身。最速151キロもマークし、Aクラス入りを目指す1軍への復帰を目標に掲げた。
真っ向から投げ下ろす速球が持ち味の鈴木博が、横手投げに変えてから初登板。中村奨を右飛、続く育成の木下に中前打されたが、羽月をスライダーで遊ゴロ併殺に仕留めた。
「腕も振れたし、しっかり投げることができた。まとまってきたし、この投げ方で151キロを投げることができたのでよかった」。鈴木博は手応え十分の様子だった。
今季は開幕を1軍で迎えたものの7月12日に出場登録を抹消された。150キロ越える速球を投げながら、2軍でも痛打される日々。そこで前回9月18日の登板後、20日ごろから投手コーチと相談しながら、投げやすいように腕の振りを下げて、練習してきた。
「腕を強く振れるところにした。まねすることから始めた」とヤクルトで活躍した林昌勇の動画を見て研究を重ねた。
「まだ100%じゃない。もうちょい下げてもいいかな。ほかにはいないピッチャーになれる」と覚悟を決めて取り組む。もちろんAクラス入りを争う1軍への復帰を目指す。「チャンスがあれば、このフォームがハマって、いい感じなら」と意欲満々だ。
仁村2軍監督は「きょうは低く投げることができていた。上半身と下半身を連動させることに取り組んでいる」と意図を説明。手応え十分の鈴木博を支える気だ。
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