50歳羽生、100期へ再挑戦 豊島・藤井の活躍刺激

2020年10月7日 16時00分 (10月7日 16時00分更新) 会員限定
竜王挑戦を決め、タイトル通算100期を目指す羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館で(日本将棋連盟提供)

竜王挑戦を決め、タイトル通算100期を目指す羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館で(日本将棋連盟提供)

  • 竜王挑戦を決め、タイトル通算100期を目指す羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館で(日本将棋連盟提供)
 将棋の羽生善治九段(50)が前人未到のタイトル通算百期を目指し、二年ぶりにタイトル戦に帰ってくる。豊島将之竜王(30)=叡王、愛知県一宮市出身=に挑戦する第三十三期竜王戦七番勝負が、九日開幕する。史上最年少で二冠を獲得した藤井聡太王位(18)=棋聖、同県瀬戸市=の鮮烈な活躍が話題となる中、「五十代なりの将棋を指したい」と円熟の妙技で偉業に挑む。 (樋口薫、世古紘子)
 決め手を放つ時に、その手を震わせた。九月十九日、東京・将棋会館で指された挑戦者決定戦。同年のライバル丸山忠久九段(50)を破り、二年前に失った竜王の挑戦権を得た。対局後には「非常に大きな記録がかかるシリーズ。その舞台にふさわしい将棋を指したい」と気を引き締めた。
 羽生九段は一九八九年、十九歳で初タイトルを獲得すると、九六年には史上初の全七冠(当時)を制覇。以降も長く頂点に君臨し、タイトル九十九期を積み上げた。これは藤井王位が今から五十歳になるまで、毎年三冠以上を保持しなければ追いつけない大記録だ。しかし羽生九段は一昨年、百期を懸けた三つのタイトル戦でいずれも敗退。二十七年ぶりの無冠に転落し、棋界に世代交代が訪れた。
 苦戦...

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