羽生結弦が3年ぶり札幌で調整「思い出の上書き」へ準備万端…ループ、サルコーなど4回転成功
2019年11月21日 17時31分
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯が22日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開幕する。冬季五輪男子を連覇し、今季のGPシリーズ初戦の第2戦・スケートカナダ(ケロウナ)で優勝した羽生結弦(24)=ANA=は21日、試合会場での公式練習に参加した。
羽生は20日夜、札幌に到着したが、この日はその疲れを見せることなく第1グループで氷上に登場。会場に詰めかけたファンから大きな拍手を浴びた。グループの4番目に行ったフリーの曲をかけた練習では冒頭の4回転ループを皮切りに4回転サルコーを着氷。この日は映像を見て確認しながら3種類9本の4回転ジャンプを成功させた。
さらに、曲かけの練習後には入念にスピンやステップを確認。練習の終盤にはきていたウインドブレーカーを腕まくりして素早い滑りをみせた羽生は、同じNHK杯で出場して以来3年ぶりとなる札幌での試合に向けて気持ちの引き締まった表情。GPシリーズの会見で「思い出を上書きできるような大きな喜びを感じられるように頑張ります」とメッセージを寄せていたが、気合十分の札幌初日だった。
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