陽明 初の女子頂点 男子武生二が連覇  県中学駅伝   

2020年10月7日 05時00分 (10月7日 09時35分更新)

 県中学校駅伝競走大会が六日、鯖江市東公園陸上競技場を発着点とする周回コースで行われ、女子は陽明(大野市)が初の頂点に立ち、男子は武生二(越前市)が二年連続四回目の優勝を飾った。 (藤共生)
 県内各地区の予選を勝ち抜いた男女各十七校が出場。男子は6区間18キロ(全区間3キロ)、女子は5区間12キロ(1、5区3キロ、ほかは2キロ)で競った。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、毎年十二月に開かれていた全国大会が中止となったため、優勝校の出場もなくなった。
 【男子】▽順位 (1)武生二(中村悠成、山口翼、伊東輝、田中蓮、川越璃々夢、田中完汰)59分30秒(2)中央(3)武生一(4)足羽(5)陽明(6)芦原(7)光陽(8)東陽(9)朝日(10)坂井(11)小浜二(12)足羽一(13)成和(14)小浜(15)粟野(16)勝山南部(17)松陵
 ◇区間賞▽1区 前田透海(中央)9分27秒▽2区 川端凌青(武生一)9分40秒▽▽3区 松田徠希(陽明)9分55秒▽4区 田中蓮(武生二)9分51秒▽5区 加藤蒼翔(中央)9分31秒▽6区 田中完汰(武生二)9分59秒
 【女子】▽順位 (1)陽明(北川碧泉、中森優花、大藤さくら、広野智依菜、吉本菜央)43分5秒(2)東陽(3)鯖江(4)明倫(5)美浜(6)松陵(7)武生一(8)中央(9)小浜二(10)高浜(11)万葉(12)坂井(13)足羽(14)開成(15)芦原(16)進明(17)成和
 ◇区間賞 ▽1区 北和香奈(明倫)10分30秒▽2区 沢田優海奈(東陽)6分59秒▽3区 大藤さくら(陽明)7分15秒▽4区 新谷夢奈(鯖江)7分29秒▽5区 吉本菜央(陽明)10分6秒=区間新

初優勝を決め、笑顔でゴールする陽明の吉本=鯖江市の鯖江東公園陸上競技場で(蓮覚寺宏絵撮影)

 地道な練習積む 女子・陽明

 陽明が奥越勢として初めて女子の頂点に立った。三年生の中森優花は「この五人で勝ちたかった」。メンバーの団結と地道な練習の積み重ねで勝ち取った初優勝だった。
 五人は全員、下庄小出身。部活動は陸上とバスケットボールで分かれるが、昨年の駅伝でチームメートになった。一年前の県大会は5位。「来年こそは優勝して全国に行こうね」と話し合ってきた。新型コロナウイルスの感染が拡大し、学校が休校になった今春。五人は自主的に集まり、トレーニングを積んだ。二日に一度は大野市内の亀山に登り、足腰を鍛えた。
 レースは4区まで東陽にトップを譲ったが、じわじわと順位を上げ、最終区で吉本菜央が一気に逆転。広瀬邦彦監督は「プラン通りの展開だった」とうなずいた。
 「本当に素直な子たち。練習も前向きに取り組んでいた」と喜ぶ指揮官。「これが伝統になってくれれば」と期待を込めた。 (藤共生)

トップで5区の川越(右)からたすきを受ける武生二のアンカー田中鯖江市の鯖江東公園陸上競技場で(蓮覚寺宏絵撮影)

 恩師の花道飾る 男子・武生二 

 ここ五年で四回目の優勝。県内で圧倒的な強さを誇る武生二だが、今年は特別な思いがあった。長年、駅伝チームを率いてきた西柳雅生教諭が本年度いっぱいで退任する。アンカーの田中完汰(かんた)は「先生が最後なので、死ぬ気で走った」。恩師の花道を飾ろうと、選手たちは秋晴れの鯖江を駆け抜けた。
 先行逃げ切りの作戦。2区でトップに立った。しかし、思い描いたようにリードが開かない。5区川越璃々夢(りりむ)の力走でなんとか首位をキープし、最終区へ。アンカー田中は冷静だった。
 残り半周で2位の選手をわざと前に行かせた。「風が強かったので、風避けに使おうと」。余裕を持ってラスト1キロに入り、残り300メートルで突き放した。「完全燃焼できた」と田中が言えば、川越も「昨年の倍うれしい」。有終の美を飾った指揮官は「よく頑張ってくれた。最後に良い締めくくりができた」と晴れやかな表情だった。 (藤共生)

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