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「ツシマヤマネコ米」カレー販売 保護活動普及訴え ファミリーパーク

2020年10月7日 05時00分 (10月7日 05時03分更新)
環境に配慮してつくられた佐護ツシマヤマネコ米とヤマネコ米を使用したカレー=富山市古沢の市ファミリーパークで

環境に配慮してつくられた佐護ツシマヤマネコ米とヤマネコ米を使用したカレー=富山市古沢の市ファミリーパークで


 富山市ファミリーパーク(富山市古沢)は、国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されているツシマヤマネコが生きる環境に配慮してつくられた「佐護(さご)ツシマヤマネコ米」を使用したカレーの販売を始めた。31日まで。
 ツシマヤマネコは長崎県・対馬にだけ生息する野生のネコ。別名「田ねこ」と呼ばれるほど頻繁に田んぼに出現する。生息環境の悪化や交通事故などで生息数が減少し、2010年代はわずか100匹ほど。パークで飼育する1匹をはじめ全国各所の動物園で保護活動を行っている。
 対馬北部の佐護でつくられる佐護ツシマヤマネコ米は、田んぼをヤマネコの餌となる小動物が集まる環境とすることを目指している。収益の一部は同種の保全に役立てられる。
 カレーはパークの自然体験センター内の喫茶店「かふぇムー」で1皿500円で販売。今年収穫された新米も1袋3合で560円(税込み)で販売している。パークの担当者は「普段食べているお米に比べると甘さがあり、粘り気が少ないのが特徴で、お米が好きな富山県の方にもおいしく食べてもらえる。食を通じてツシマヤマネコのことを少しでも知ってもらえたら」と呼び掛けた。
 8日が「ツシマヤマネコの日」であることからパークは関連イベントも実施。同種の生態や現状に関するパネル展やグッズコーナーを31日まで設置し、保護に関する普及啓発をする。 (長森謙介)

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