ムクドリ被害、解決にLED 浜松市が街路樹に照射実験

2020年10月7日 05時00分 (10月7日 05時03分更新)
ムクドリのフン害や騒音が問題になっている市中心部の街路樹=浜松市中区鍛冶町で

ムクドリのフン害や騒音が問題になっている市中心部の街路樹=浜松市中区鍛冶町で

  • ムクドリのフン害や騒音が問題になっている市中心部の街路樹=浜松市中区鍛冶町で
  • LEDライトの照射状況を確かめるパイフォトニクスの担当者=浜松市中区鍛冶町で
 浜松市中心部で騒音やフン害を引き起こしているムクドリを追い払うため、浜松市は六日、ムクドリを追跡しながら寝床としている街路樹を発光ダイオード(LED)ライトで自動的に照らす実証実験を始めた。実験は三十日までの午後五〜九時。街の課題解決のため、デジタル技術の活用に乗り出した。 (坂本圭佑)
 市によると、市中心部の街路樹には多くのムクドリが夕方ごろから集まり始め、フンによる道路の汚染や騒音被害が発生。市は街路樹をたたいたり、音を出したりして追い払う対策を取っている。しかし作業の音が逆に騒音の原因となるなどの課題があった。
 実証実験では、ザザシティ浜松(同区鍛冶町)の北側の店舗アーケードに、カメラを備えたLEDライト一台を設置。拡散せずに真っすぐ進む指向性の高い光を、街路樹十本に向ける。自動的にムクドリを追跡するように照射し、カメラの画像解析でその動きや数を分析する。三十日まで照射を続けた後、実際に追い払うことができたかどうかを十一月に検証する。効果がはっきりすれば十二月にも実験する予定。
 実験は、光学機器製造のパイフォトニクス(同市東区)が提案し、市の実証実験プロジェクト「Hamamatsu ORI−Project」に採択された。市デジタル・スマートシティ推進事業本部の担当者は「中心市街地のムクドリ対策は衛生面でも問題になっている。環境や人手に配慮し、デジタルの力で自動化しながら追い払うことができるか確かめていきたい」と話している。

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