「福井へ貢献 頑張る」 県立大恐竜学研 西所長学術会議会員に 

2020年10月6日 05時00分 (10月6日 09時28分更新)
Zoomで取材に応じる西所長

Zoomで取材に応じる西所長

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 6人任命見送り「理由教えて」

 県立大恐竜学研究所の西弘嗣(ひろし)所長(62)が一日、学術の立場から政策を提言する政府機関「日本学術会議」の会員に任命された。西所長は五日、永平寺町の自宅からビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で取材に応じ「学術的に社会問題解決に取り組み、福井に貢献できるよう頑張る」と抱負を話した。 (籔下千晶)
 西所長は日本学術会議で自然科学や工学をテーマとする部に所属。「提言にどれだけ福井の問題を盛り込めるか考える」との姿勢を示した。一方、石川や愛知など中部圏の会員が参加する地区会議では、担当分野に縛られずに提言しやすいことから「教育問題や産業の後継者不足の問題解決にも働き掛けたい。地区会議を福井に誘致して積極的な提言につなげたい」と話した。
 日本学術会議が推薦した新会員候補のうち六人を、菅義偉首相が任命しなかった問題を巡っては「法律上の問題なので推移を見守るしかないが、任命しなかった理由を教えてほしい」と訴えた。
 日本学術会議は国内の科学者を代表する機関で、会員二百十人と連携会員約二千人で構成。西所長は約十年前から連携会員を務め、他の会員らの推薦を受けて会員に任命された。県内から会員が任命されるのは珍しく、一日時点では西所長だけ。任期は二〇二六年九月末までの六年間。
 西所長は熊本県出身で、九州大大学院修了後、北海道大大学院教授などを歴任。専門は古生物学や地質学で、海洋プランクトンの化石から地球環境の変化などを研究した。元東北大学術資源研究公開センター長で、今年九月一日に県立大恐竜学研究所の所長に就いた。

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