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新田谷凜 笑顔でラスト演技「200点あげてもいいかな」自己最高7位も引退の意思揺るがず

2019年12月21日 23時18分

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演技を終え、あいさつする新田谷凜

演技を終え、あいさつする新田谷凜

◇21日 フィギュアスケート全日本選手権第3日・女子フリー(東京・国立代々木競技場)

 今季限りで引退を表明している新田谷凜(22)=中京大=はフリー5位の121・99点、合計184・26点で自己最高の7位。現役最後の全日本選手権を笑顔で終えた。
 「この試合はとにかく楽しんでいこうと思っていましたが、本番前も緊張せずに楽しんで滑れた。楽しめるだけの練習をしてきたし、先生にいい演技を見せられたことが一番うれしい」。19日のSPでは師事する山田満知子コーチから「これでやらんかったらこっちに帰ってこなくていい」と言われたが、この日は「せっかくたくさんのお客さんに見てもらえるんだから、アピールして楽しんできてね」という言葉で送り出された。「その言葉が力になった」と冒頭の3回転ルッツからほぼミスのない演技で観客を魅了。後半には「攻めようと思った」と3回転-2回転ではなく3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプで喝采を浴びた。
 一つの決断が大きく変えた。昨年の全日本選手権は自己ワーストの28位。今年4月に大学4年になると悩んだあげく7月になって大学卒業での引退を決めた。「ラスト1年と決めて、スケートを楽しんで終わるのが一番と決めたときに気楽になった。楽しんでできるようになったんです」。これまでの不振がウソのように、一気に成長を遂げた。
 7位という好成績でも引退への気持ちは変わらないという。「最初はここですごい演技ができたら、もうちょっとやってもいいかなと思っていたけど、お客さんにも先生にもこういう演技を見せられたら、これでいいかなと」。これまでの全日本選手権は点数や順位にこだわってきたが、「きょうは点数や順位を気にしなかった」という新田谷は自らへの点数を聞かれると「一番の目標は楽しむだったから、その時点で100点。でも、練習通りのジャンプができた。200点をあげてもいいかな」。今後は1月のインカレ、2月末からの愛知県選手権で引退するという22歳は誰よりも晴れやかな表情だった。

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