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女子プロレスのために…北斗晶が立ち上がった 大会開催に賛同者集結 リングには後片付けする長与千種の姿も【山崎照朝コラム】

2020年10月3日 12時06分

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大会開催を呼び掛けた北斗晶

大会開催を呼び掛けた北斗晶

  • 大会開催を呼び掛けた北斗晶
  • 大会を現場指導した堀田祐美子
 多分にもれず、女子プロレスも新型コロナウイルスのダメージを受けた。そんな中、元女子プロレスラーで芸能界でも大活躍する北斗晶が立ち上がった。各団体、フリーのレスラーに呼び掛けた女子プロレス「Assemble(アッセンブル)」を1日、東京・上野恩賜公園野外ステージで開催したところ、チケットが完売する大盛況(超満員の600人)となった。
 北斗の呼び掛けにアイスリボン、スターダム、センダイガールズ、OZアカデミー、WAVE、マーベラス、SEAdLINNNG、PUREJが応じ、フリーの堀田祐美子、朱崇花が参加した。堀田は「北斗さんが呼び掛けてくれたから実現できた。ありがたいです。これが復活の呼び水になれば」と期待を口にした。
 試合は4人、6人のタッグマッチが6試合。抽選で試合順が決められ、メインイベントは彩羽匠・門倉凛・Maria組 桃野美桜・神童ミコト・星月芽依組の6人タッグ(20分1本勝負)で、桃野が15分29秒、回転エビ固めを彩羽匠に決めてフォール勝ちした。
 このコロナ禍でもしっかりトレーニングを積んだのだろう。選手たちの動きは良く、スピードがあった。技も切れ、次々に繰り出すつなぎ技もきれいで見応えがあった。久しぶりの女子プロレス観戦だったが十分堪能させて貰った。
 全女プロレスの全盛期に私は特別コーチとして携わり、一世風靡(ふうび)したクラッシュ・ギャルズらを見てきた。そんなかつてのレジェンドたちも今は50代。新たな時代に向けて時に裏方となって若手を支え、時に後押しをしているように見えた。
 空手の蹴りで時代を駆け抜けた堀田祐美子は若手と組んで6人タッグで1試合目に登場。尾崎魔弓も2試合目に登場して会場のボルテージをあげるのを見てそう感じた。会場にはクラッシュ・ギャルズの長与千種(55)の姿もあった。試合後には選手を押しのけ、率先してリングの後片付けをする姿に長与が心底ブームの復活を願っているのが分かった。
 大会を仕切った堀田は「北斗さんの呼び掛けがあったから出来た。感謝しかありません。長与さんも来てくれてます」と満員の観客に笑みを見せた。
 会場には全女プロレスの広報担当時代から女子プロレスを見てきたロッシー小川(本名・小川宏。現ブシロード・エグゼクティブプロジューサー)氏もいた。団体がバラバラに活動する現状を憂いていたが、こうやって一つになった大会に「今後にも期待したいですね」と語った。
 次回開催が11月20日、同じ上野恩賜公園野外ステージになることも発表された。まだ新型コロナの先は読めないが、選手のモチベーションを維持するためにも継続してほしいと思う。楽しみにしている。(格闘技評論家=第1回オープントーナメント全日本空手道選手権王者)

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