志賀2号機 断層の選定終了 規制委 評価対象は計10本 了承

2020年10月3日 05時00分 (10月3日 05時00分更新)

 原子力規制委員会は二日、北陸電力志賀原発2号機(石川県志賀町)の再稼働の前提となる新規制基準への適合審査会合を東京都内で開いた。北電は原発敷地内にある断層について、海岸部の一本を新たに追加した計十本の活動性を評価すると報告し、規制委が了承。審査対象とする断層の選定作業が長期化していたが、これで終了した。 (高本容平)
 審査会合は二〇一六年六月に始まり、今回が十三回目。前回七月に陸地の断層六本(S−1〜8)と海岸部の三本(K−2、3、14)の計九本について活動性を議論したが、規制委が海岸部は三本だけでは「不確かさがある」と追加を求めていた。
 このため北電は、原子炉を冷却する海水が通る取水路トンネル付近で、特徴が似た断層をグループ分けして比較し、規模が大きい「K−18」を選んだ。活動性の評価結果は次回以降の会合で説明する。
 規制委は北電の報告に対して「適切に断層の認定が行われた」と講評した。石渡明委員は「妥当な選定と判断する。今後引き続き、活動性評価を審議する」と述べた。
 規制委事務局の担当者も会合後に「(断層の選定は)終わり。ようやく決まったという感じ」とし、次回以降の会合に向けて「北電にはリクエストも言ってあるし、(活動性の有無の)判断基準も見せている」と話した。
 北電は前回に続き、新型コロナウイルス対策のためテレビ会議方式で参加。会合後、「これまで徹底的に行ってきた調査、検討を踏まえた評価に対し、ご理解をいただけた」とのコメントを発表した。次回会合の日程は未定。

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