<頂の先へ 月刊・藤井聡太二冠> “因縁”豊島将之竜王と5度目の戦い

2020年10月2日 05時00分 (10月2日 05時00分更新) 会員限定
JTプロ公式戦で5度目の対決をする藤井聡太王位(左)と豊島将之竜王(肩書は当時)=東京都内で(将棋日本シリーズ総合事務局提供)

JTプロ公式戦で5度目の対決をする藤井聡太王位(左)と豊島将之竜王(肩書は当時)=東京都内で(将棋日本シリーズ総合事務局提供)

  • JTプロ公式戦で5度目の対決をする藤井聡太王位(左)と豊島将之竜王(肩書は当時)=東京都内で(将棋日本シリーズ総合事務局提供)
 高校生で二冠になった藤井聡太王位(18)=棋聖、愛知県瀬戸市。念願のタイトル獲得を受け、本欄を「頂へ」から「頂の先へ」に改題した。さらなる高みを目指して戦いは続く。今、彼に対して負け知らずで、絶壁のごとく立ちはだかるのが豊島将之竜王(30)=叡王、同県一宮市出身=だ。先月で5度目となった2人の戦いを詳報する。 (岡村淳司、世古紘子)
 初手合わせは、藤井王位が小学六年の頃。師匠の杉本昌隆八段(51)が名古屋市で開く研究室で、当時二十四歳の豊島竜王が胸を貸した。本人は藤井王位が小学四年で奨励会に入る前から、「有望な子がいる」とのうわさを耳にしていたそうだ。この時は平手(ハンディなし)の練習対局で辛うじて勝ち、面目を保った。豊島竜王は「『どんな感じかな』と思って適当にどんどん攻めたら、うまく受けられて敗勢になった。でも、粘っていたら逆転して。むちゃくちゃな将棋でした」と苦笑する。
 豊島竜王は十六歳でプロ入りし、...

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