【三重】困窮支援弁当、継続へ協力 明和町と事業者などが協定
2020年10月1日 05時00分 (10月1日 11時59分更新)
会員限定
新型コロナウイルス禍で困窮する子育て世帯を支援しようと、明和町の母親らが行っている「つどい子ども食堂」と、町福祉協議会が運営する障害者支援施設「ありんこ」が、六月に始めた手作り弁当の提供事業について、町は九月二十九日、事業継続のため、町内の事業者など六者と協定を結んだ。まず資金集めのためのクラウドファンディングをしている。 (清水悠莉子)
事業は「OBENTO PROJECT(お弁当プロジェクト)」。新型コロナ禍の収入減などで経済的に苦しくなった、十八歳未満の子どもがいる子育て世帯に週二回、弁当を提供している。地元住民からの寄付や赤い羽根共同募金の助成金で食材を購入し、ありんこの利用者らが調理して、子ども食堂のスタッフが盛り付けや配達などをしている。現在、十一世帯へ計四十二食を提供している。
協定は町と町社協、子ども食堂、明和観光商社、河田フェザー(山大淀)、御絲織物(養川)の六者で締結した。期間は一年間で、締結者の要望がない限り、一年ずつ延長する。
既に始めているクラウドファンディングの目標金額は、現在弁当を提供している十一世帯への一年分の食材費など六十八万四千円。河田フェザーと御...
関連キーワード
PR情報