住宅敷地にクマ男性けが 勝山 目撃も相次ぐ

2020年10月1日 05時00分 (10月1日 09時27分更新)

男性が襲われた現場付近=30日、勝山市野向町竹林で

 

クマの出没で閉鎖した園路の歩道=30日、勝山市の長尾山総合公園で


勝山市で三十日、クマの目撃情報が相次ぎ、野向町竹林の住宅敷地内で住人の男性(77)が成獣一頭と鉢合わせし、男性は顔や左腕を引っかかれ、額を二十針縫うけがを負った。県立恐竜博物館がある村岡(むろこ)町寺尾の長尾山総合公園内でも通行人がクマ一頭を目撃。市は入り口から管理棟まで四百メートルの歩行を当面禁止し、入り口に看板を設置して歩道のゲートを閉鎖。閉園時間も午後六時に一時間繰り上げる措置を取った。 (山内道朗)
 市農林政策課によると、けがをした男性は午後四時五十分ごろ、庭の草刈りの始末をしていて背後に気配を感じ、振り向いた際に襲われた。クマは南東に移動した。現場は野向小学校から南へ九百メートルほど離れた田んぼに囲まれた集落。
 午後六時ごろには現場から南へ七百メートルほど離れた荒土町布市の市道で、車で通り掛かった市民が成獣一頭を目撃。農地から市道に上がろうとしたためクラクションを鳴らすと、北東の滝波川方面に移動した。同一のクマとみられる。
 市職員や勝山署員が現場周辺をパトロール。外にいる住民に「近くにクマがいるから家に入って」と呼び掛けるなどした。市などは十月一日も現場周辺をパトロールし、警戒する。
 長尾山総合公園内でクマが目撃されたのは午後一時二十分ごろ。市や指定管理者のNPO法人「恐竜のまち勝山応援隊」によると、現場は公園入り口の県道交差点から園内に二百メートルほど入った付近。近くに化石発掘体験ができる「どきどき恐竜発掘ランド」があるが、休業していた。クマは東側の山林に入っていった。園内の各施設は、パトロールを強化して通常通り営業する。
 午後零時二十分ごろには、鹿谷町発坂の中部縦貫自動車道勝山インターチェンジ入り口から南へ六百メートルの県道でも、通行人が道路脇の草地にいる成獣一頭を見ている。
 市内では二十七日にも、荒土町細野で成獣一頭が住宅などの軒下に三時間居座る騒動があった。

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