産官と連携 静大に土木情報学研設置

2020年10月1日 05時00分 (10月1日 05時03分更新)
 静岡大学は一日、県や浜松市、県内の建設会社などと連携して、情報通信技術(ICT)を活用してスマートシティーを構築したり、インフラの維持管理を効率化したりする技術やノウハウを研究する「土木情報学研究所」を設置する。
 静岡大の研究者たちが地域や産官と連携しやすい環境をつくり、研究を活性化させる目的で設置する「プロジェクト研究所」の一環。県内の大学では土木系の学科がほとんどなく、防災にも必要な土木系の人材育成を求める声が行政や産業界から上がっていた。
 研究所長には、高精度の衛星測位システムを使った研究を手掛ける情報学部の木谷友哉准教授が就任。防災危機管理や構造物の計測など、土木情報学に関連する分野を専門とする情報学部や工学部などの研究者ら約四十人が参加する予定。
 具体的な研究は今後決めるが、橋や下水管などの状態を把握する研究や、災害時の人や車の流れを予測するシミュレーションなどが想定されている。浜松市天竜区の地滑りが発生しやすい地域で、より早く正確な被災状況を把握する市の実証実験にも関わる予定。大学院で教育プログラムを設けるなど、人材育成にも取り組む。(細谷真里)

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