認知症本人が体験発信 県が三浦さんに「大使」委嘱

2020年10月1日 05時00分 (10月1日 05時00分更新)
希望大使に委嘱された三浦繁雄さん=静岡市葵区の県庁で

希望大使に委嘱された三浦繁雄さん=静岡市葵区の県庁で

  • 希望大使に委嘱された三浦繁雄さん=静岡市葵区の県庁で
 認知症への理解を深めるため、県は三十日、症状のある本人が体験を発信する「希望大使」を、牧之原市の三浦繁雄さん(63)に委嘱した。
 希望大使は厚生労働省が進めており、都道府県による大使委嘱は静岡が初めて。川勝平太知事は「認知症はひとごとではない。(忘却に備え)工夫されていることをPRしていただければ」と語った。
 三浦さんは五年前に軽度認知障害と診断された。精米店に勤務し、県内の同じ症状をもつ仲間と交流している。スマートフォンにスケジュールや投薬記録を登録するといった工夫をしているという。
 委嘱状を受け「認知症になっても終わりではない。過去のことは忘れてしまうが、前を向いて希望を伝えたい。閉じこもることがないよう交流を進めたい」と話した。 (大杉はるか)

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