中日が“1000倍返し”で鬼門突破!? 大勝での甲子園初勝利に与田監督「嫌な数字は言われないようにしないと」
2020年9月30日 22時01分
◇30日 阪神0-9中日(甲子園)
中日が大勝し、今季7戦全敗だった甲子園で初勝利。昨年から続いていた甲子園での連敗を9で止めた。試合後、与田剛監督(54)が取材に応じた。以下は一問一答。
―先発の大野雄が今季4度目完封
「今日は本当に良い意味での脱力感っていうのかね、真っすぐも140半ばくらいの球速でしたけど。ベンチから見てても非常に伸びを感じさせるような。コースも低めに集まってましたしね。そこは印象一番印象に残ってます」
―前回は捕手のミットを押し込むようなと言っていたが
「そういう(ミットを押す)ものは変わらずありましたよね。球速があるからそういうボールじゃなくて、やっぱり球速に関係なくミットの中で押し込むようなのは今日も十分あったので。あとは変化球が非常に有効的だったと思うんですけど」
―9イニングを安心して見ていられたのでは
「うん。球数が少なかったので。安心感がありました。不安はなかったですね」
―エースとして2試合連続完封
「もう頼もしいのひと言でね。今日で15試合終わって、完投が8か。これだけでもすごいチームのためにというか、リリーフピッチャーをそれだけ休ませてくれている。特に今年は日程が過密なので、本当に助かってますよね」
―ここまで屋内の勝利ばかりでした
「それは知ってましたけど。僕は去年からしか見てないのでね。それまでのことは見てないんで、あんまり無責任なことは言えませんけど、なにかしら原因があるのであれば、対戦相手とか対戦ピッチャーのことも関係性があるので。ただ単に屋内外というだけの理由があるのかなとは思ってましたけど。まだ答えはでてませんね」
―シエラが期待に応える結果でした
「昨日もスイング的には良かったと思いますし。彼をこうやって1軍に上げたのは当然2軍の方で良い状態に仕上げてくれたし、彼のファイティングスピリット、そういうスライディング、ひとつひとつの動きというのが昨日もかなりチームを鼓舞してくれていましたので。ベンチの中でもそうですし、そういったところがチームのために必要だと思いました」
―青柳投手は被打率が左打者の方が高い。でもシエラ選手をスタメン起用した狙いは
「やっぱりスタメンで使うのは鼓舞だけでは使えないので、初対戦でもあり、長打力もある。その中で彼の鋭いスイングが、もちろんゴロアウトの多い投手でありますけど、間を抜けてくれるんじゃないかとか、そういう部分で相手にプレッシャーをかけたかったというのはありましたね」
―5回も2死から連打。攻略できた要因はどう見ますか
「これまでも本当にスコアラー、担当コーチ、いろんなアドバイスをしてくれてて、徐々にそれが結果になったということなんですけど、特別今日だけなにか違う策をしてきたということはないんですけどね。青柳も今日コントロールがあんまり良くなかったんで、あとは初回、相手のエラーで流れがうちにきたというのが勝因だったのかなと思いますけど」
―相手がエラーで、こちらは京田が1回にファインプレー。3回の走塁も見事だった
「それはこれまでもヒットを何本もアウトにしてくれてますし、いつも言うようにちょっと打てないと言われるんですけど、できないことも当然ありますけど、上達してることもたくさんありますので。そこはしっかり評価して、明日も積極的にプレーして欲しいと思います」
―甲子園の連敗を止めた
「あんまりそこは意識して戦っているわけじゃないんで。ただ、そういう風に言われるから、いい数字じゃないのは十分分かってますけど、甲子園でどうこうよりもタイガースに今年非常に分が悪いので、そういった意味でひとつずつ勝っていかないといけないとは思います、嫌な数字は当然、言われないようにしないといけませんけど」
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