「海辺の彼女たち」 福井出身・渡邉さんが製作 東京国際映画祭へ ベトナム人実習生描く

2020年9月30日 11時13分 (9月30日 11時13分更新)
「海辺の彼女たち」をプロデュースした渡邉さん=福井市の福井メトロ劇場で

「海辺の彼女たち」をプロデュースした渡邉さん=福井市の福井メトロ劇場で

  • 「海辺の彼女たち」をプロデュースした渡邉さん=福井市の福井メトロ劇場で
  • 「海辺の彼女たち」のポスター
 福井市出身の渡邉一孝さん(34)がプロデューサーを務める日本・ベトナム国際共同製作映画「海辺の彼女たち(原題ALONG THE SEA)」(藤元明緒監督)が、東京国際映画祭(十月三十一日〜十一月九日)に出品されることが二十九日、決まった。技能実習生として来日したベトナム人女性労働者たちの苦悩と葛藤を描いた作品。渡邉さんは「前作に引き続き、国際的な舞台で評価されてうれしい。福井での興行も行いたい」と話している。 (藤共生)
 渡邉さんは二〇一四年に映画製作会社「E.x.N(エクスン)」を設立。初めてプロデュースした映画「僕の帰る場所」は、日本とミャンマー両国で引き裂かれる在日ミャンマー人家族の実話を描き、一八年に劇場公開した。今回が長編三作目となる。
 「海辺の彼女たち」は、技能実習生として来日した三人の若いベトナム人女性の物語。不当な扱いを受けていた職場から逃れた彼女たちが、ブローカーを頼りに新たな職を求めて雪降る港町にたどり着き、そこで働く姿を描いた。
 撮影は今年二月、青森県外ケ浜町で一カ月間にわたって行われた。渡邉さんは「今回は、ベトナムの映画会社と組み、前作のチームを再結集した。外ケ浜町の協力の下、小さい(製作費を抑えた)映画ながら力のある映画ができた。日本移民映画の第二弾なので、楽しみにしていただければ」と話す。
 「海辺の彼女たち」は、スペインで今月十八〜二十六日に開催されたサンセバスチャン国際映画祭で世界初上映された。日本人監督で六人目となる新人監督部門にノミネートされが、受賞はならなかった。今作は二〇二一年の公開を予定している。

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