スズキ 四輪世界生産、販売8カ月ぶり増

2020年9月30日 05時00分 (9月30日 05時01分更新)
 スズキが二十九日発表した八月の四輪車世界生産は前年同月比1・3%増の二十万九千七百九十二台、世界販売は2・2%増の二十一万三千四百九十四台で、ともに八カ月ぶりに前年を上回った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で低迷していたインドと国内が回復してきた。
 海外生産は2・0%減の十三万九千六十台。八カ月連続で前年を下回ったが、七月(25・8%減)に比べ減少幅は縮小した。インドが11・1%増の十二万三千七百四十七台と八カ月ぶりにプラスに転じ、全体を押し上げた。グルガオン、マネサールの二工場に加え、グジャラート工場でも八月中旬から二交代勤務を再開し、生産能力が増した。
 国内生産は8・5%増の七万七百三十二台で三カ月連続の前年超え。完成検査の徹底に伴い生産速度を落としていた前年の反動もあり、国内向け、輸出向けともに増えた。
 海外販売では、感染拡大で移動手段を公共交通機関から車にシフトする動きが強まったインドが21・7%増の十一万五千三百二十五台と伸びた。他地域は軒並み前年を下回った。
 国内販売は7・1%増の四万九千六百六十三台で、うち軽自動車が8・4%増の四万一千四百四十三台。軽以外の登録車が1・2%増の八千二百二十台。軽自動車「ハスラー」「ジムニー」や小型車「スイフト」が好調だった。輸出は欧州向け小型車「イグニス」などの需要が旺盛で、34・0%増の一万七千二百九十八台と三カ月連続で増えた。
 鈴木修会長は「復調してきた。九月も維持できている」と述べた一方、インドでの感染拡大に警戒感を示した。 (鈴木啓紀)

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