地価上昇キーワードは「商住混在」 コロナ禍、強みは「店舗」+「住宅」

2020年9月30日 05時00分 (9月30日 05時01分更新) 会員限定
名古屋圏の商業地で地価の上昇率が最も高かった土地(中央右の茶色の建物)。周囲にはマンションが多い=名古屋市中区で

名古屋圏の商業地で地価の上昇率が最も高かった土地(中央右の茶色の建物)。周囲にはマンションが多い=名古屋市中区で

  • 名古屋圏の商業地で地価の上昇率が最も高かった土地(中央右の茶色の建物)。周囲にはマンションが多い=名古屋市中区で
 二十九日に発表された名古屋圏の基準地価は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、商業地、住宅地とも大多数の土地で下落したが、小幅ながら上昇した場所がある。取材すると、コロナ禍に耐えて価値を増した土地の強みとして「商住混在」「富裕層」「自動車産業」「再開発」のキーワードが浮かんだ。 (中野祐紀)
 名古屋圏の商業地の価格上昇率では、JR、地下鉄線の鶴舞駅から徒歩数分で、大通りから一本入った名古屋市中区千代田三の広告会社のビルが立つ土地が、3・6%で最も高かった。二〜四位に入った同市千種区、中区内の土地も2%を超える伸びを示した。
 四カ所はいずれも、繁華街・栄の中心からやや外れた周縁部にある。地価調査を担当した不動産鑑定士の小森洋志氏は、「一階が店舗、二階以上が賃貸住宅といった建物を建てやすい『商住混在』に向いた場所として、共通の強みがある」と分析する。
 今回、全国有数の下落率となった土地がある栄、名駅は純粋な商業ビルが多く、コロナ禍で入居する飲食店や物販店の売り上げが大きな打撃を受け、魅力が目減りした。それと比べ、不況でもすぐに入居者がいなくならない住居が「混在」する土地の底堅い需要が数字...

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