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大波乱の予感が漂うWCS 過酷な日程…投高打低のチームが有利「AKI猪瀬コラム」

2020年9月30日 05時30分

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レッズのエース、バウアー。ブレーブスを相手に番狂わせを演じられるか?(AP)

レッズのエース、バウアー。ブレーブスを相手に番狂わせを演じられるか?(AP)

 新型コロナウイルスの大流行、米西海岸の広域森林火災、南東部を襲った大型ハリケーン、ミネアポリスを中心として全米を巻き込んだ人種差別問題…。さまざまな出来事が起こる中、大リーグは何とか約2カ月のレギュラーシーズンを消化し、いよいよポストシーズン(PS)が開幕します。
 今季は出場チームが16に拡大され、まさに予想不能です。特に新設された3試合制のWCSは、あっと驚くアップセット(番狂わせ)が起こる可能性を秘めています。例えば、ナ・リーグ中地区を制したカブスは、同地区最下位のパイレーツに9月21日からの4連戦で1勝3敗。地区優勝した6チームで、同地区最下位を相手に3連戦以上のシリーズで負け越し、または引き分けがないチームは最高勝率(7割1分7厘)のドジャースだけです。
 アップセットが最も起こる可能性が高いのは、東地区優勝のブレーブスと、PSに何とか滑り込んだ中地区3位のレッズのカードだと思います。サイ・ヤング賞候補のバウアー、カスティーヨ、グレイの先発3本柱は、PS出場16チームの先発陣の中でも1、2位を争う強力な布陣だけに、番狂わせが起きても驚きはしません。
 大波乱の予感が漂うWCSを勝ち上がっても、今季の地区シリーズは移動日なしで最大5連戦、地区優勝決定シリーズは最大7連戦と、過酷な日程が待ち受けています。これを勝ち上がるには、打高投低のチームよりは、投高打低のチームが有利になると思います。
 データ的にはレギュラーシーズンでメジャー唯一、得失点差が3桁(136)だったドジャースが本命ですが、勢いに乗るパドレスや試合巧者のレイズなど、どこが世界一に輝いても不思議ではありません。果たして記憶に残る今季を制するのは、どのチームになるでしょうか。(大リーグ・アナリスト)

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