防災訓練 穴水中生担う 地震など想定、避難所開設や運営

2020年9月29日 05時00分 (9月29日 10時26分更新)
炊き出し訓練で、ご飯をパックによそう中学生ら=穴水町の穴水中で

炊き出し訓練で、ご飯をパックによそう中学生ら=穴水町の穴水中で

  • 炊き出し訓練で、ご飯をパックによそう中学生ら=穴水町の穴水中で
 穴水町で二十七日、地震や津波被害などを想定した防災訓練があった。新型コロナウイルスの感染予防対策を踏まえた避難所開設・運営訓練もあり、会場となった穴水中学校の生徒たちが主な役割を担った。
 同日に町で予定されていた県防災総合訓練は感染予防のため中止となったが、町のみで訓練を実施。中学生や町職員ら四百三十五人が参加した。
 訓練は午前八時ごろ、能登半島東方沖を震源とする震度6強の地震が発生し県に大津波警報が発表された想定で開始。町内に訓練用の放送が流れ、避難の手順を確認した。
 生徒たちは、避難所の中学校の総合受付で、避難者役から熱やせきなどの症状の有無、海外への渡航歴、感染者との接触歴を聞いてから検温。体育館に間仕切りや簡易テントが設けられた避難スペース十六カ所へそれぞれ誘導した。避難者の町民のほか、外国人や耳の不自由な人らと積極的に話をし、不安を和らげた。
 炊き出しや初期消火なども体験。三年の大平まどかさん(14)は「怒っている人の対応が大変だったけど、できるだけ丁寧に話すよう心掛けた」、同じ三年の米田寧月(なづき)さん(15)は「実際の災害時にも誰かに言われる前に何かやれることを考えて行動したい」と力を込めた。
 新たに氾濫想定区域に指定された同町此木地区では、大雨災害を想定した訓練もあった。(森本尚平)

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