殺害了承の有無が争点 座間9人犠牲、30日に初公判

2020年9月29日 05時00分 (9月29日 05時01分更新) 会員限定
白石隆浩被告=フェイスブックから

白石隆浩被告=フェイスブックから

  • 白石隆浩被告=フェイスブックから
 神奈川県座間市の九人殺害事件で、強盗強制性交殺人罪などに問われた白石隆浩被告(29)の裁判員裁判初公判が三十日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で開かれる。アパート一室のクーラーボックスなどから切断遺体が見つかり、犠牲者は自殺願望のあった十五〜二十六歳の若者ら。被告は起訴内容を認める方針だが、弁護側は承諾殺人罪を主張予定で、被害者に殺害の了承があったかが主な争点だ。検察側は死刑を求刑するとみられる。
 捜査関係者によると、被告は逮捕時に殺害を認め「所持金や乱暴目的だった」と説明。ツイッターに自殺願望を書き込むなどした人を誘い出していたが「実際に死にたいと思っている人はいなかった」とも供述した。関係者によると、公判でも起訴内容を認める意向を示している。
 弁護側は、被害者が殺害されることに同意していたとして殺人罪より法定刑の軽い承諾殺人罪の成立を主張し、被告とは一致していない。完全な刑事責任能力があったかも争う方針だ。
 検察側は、家族や知人に対する被害者の生前の言動などから承諾はなかったと立証する方針。鑑定留置の結果、完全責任能力があるとみている。
 事件の性質や遺族の強い希望で、被害者は...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

社会の最新ニュース

記事一覧