観光業界の暗中模索 訪日外国人、コロナで99%減

2020年9月29日 05時00分 (9月29日 05時01分更新) 会員限定
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が海外からの入国制限を本格的に始めてから、約半年がたつ。例年ならインバウンド(訪日外国人客)でにぎわう中部地方の観光地だが、今年は外国人の姿はほとんど見かけない。厳しい状況が続く中、観光業界は日本人客にアピールしたり国内在住の外国人に照準を合わせたりと、あの手この手で苦境を乗り越えようとしている。

再開断念も 中部空港周辺ホテル

10月1日の営業再開に向けて準備を進めるスタッフ=愛知県常滑市のスプリングサニーホテル名古屋常滑で

 中部国際空港(愛知県常滑市)周辺のホテルの大半は、外国人観光客の利用がほぼゼロ。苦境に立たされる中、長期休業の末に十月から営業を再開し、外国人に代わって日本人宿泊客を取り込もうと努めているホテルがある。
 「歯がゆかった。一刻も早く営業を再開したいのに全然できないので」。空港の対岸部にある「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の片野憲一郎支配人(44)は厳しい表情を見せた。
 宿泊者は、一月までは毎月一万人前後だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、二月は二千百人、三月は五百人と激減。国の雇用調整助成金を活用し、従業員を雇ったまま四月初旬から休業した。
 従業員は客室清掃を含め約五十人いたが、修繕や清掃の担当者を除き、...

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