ヤマハ音響機器 EVに採用

2020年9月29日 05時00分 (9月29日 05時01分更新)
中国メーカーのEVへの採用が決まったヤマハのカーオーディオシステム(ヤマハ提供)

中国メーカーのEVへの採用が決まったヤマハのカーオーディオシステム(ヤマハ提供)

  • 中国メーカーのEVへの採用が決まったヤマハのカーオーディオシステム(ヤマハ提供)
 ヤマハは二十八日、自社ブランドのカーオーディオシステムが、中国自動車大手の吉利(ジーリー)グループの電気自動車(EV)に採用されることが決まったと発表した。車載向け音響機器の受注は初めて。自動運転や電動化が進む次世代車にふさわしい高品質の音響システムとして今後、他の車メーカーにも売り込む。
 システムはスピーカーやアンプなどで構成。スピーカーは、澄み切った音色を響かせられるように振動板を設計し、音域ごとに明朗な音が届くよう配置にもこだわった。アンプには独自開発の信号処理技術を組み込んだチップを搭載し、全ての座席の正面から音が伝わるようにした。
 楽器の音源を組み合わせて作ったエンジンやEVなどの加速音も搭載し、アクセルの踏み具合や速度に応じて響かせられる。無線でソフトウエアを更新することで、新たな音響や加速音の追加も可能だ。
 二〇二一年に発売されるLynk&Co(リンクアンドコー)ブランドのEVに採用。新しい様式の車で高度な音の体験を味わえることが評価された。
 ヤマハによると、過去に後付けのカーオーディオ製品を生産していたが撤退。車載向けは信号処理用のチップの提供にとどまっていた。藤井茂樹IMC事業本部長は「感動体験を意味する『Make Waves』を車の中でも実現できるように事業を展開していきたい」とコメントした。 (木造康博)

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