ワクチンなしで五輪、本当にあり? IOCバッハ会長「安全に開催」

2020年9月29日 05時00分 (9月29日 11時26分更新) 会員限定
英国で開発が進む新型コロナウイルスのワクチン=8月、ロンドンで(AP・共同)

英国で開発が進む新型コロナウイルスのワクチン=8月、ロンドンで(AP・共同)

  • 英国で開発が進む新型コロナウイルスのワクチン=8月、ロンドンで(AP・共同)
 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は二十二日に公開した文書で、新型コロナウイルスで延期となった東京五輪を巡り「ワクチンなしでも安全に開催できることが示された」とした。テニスの全米オープンなどの開催を受け、五輪も開けるとアピールしたいらしい。ワクチンなしでの開催は、本当に「あり」なのか。 (大野孝志)
 「制限下でも大会を安全に組織できることが分かってきた。このことは五輪を含む今後の大会準備に自信を与えてくれるはずだ」。バッハ会長はIOCのホームページで公開した「オリンピズム(五輪の精神)とコロナ」と題した文書でこう記し、五輪開催への意欲を示した。その上で「ワクチンなしでも安全に開催できることが示された。一方で、ワクチンは全ての問題を解決する打開策でないことは認識しなければいけない」とも書いている。
 この言葉は「最近の数週間で示された」ということから、欧州サッカーや、大坂なおみ選手が優勝したテニスの全米オープンといった大会が、コロナ対策の上で開催されたことが念頭にあるようだ。だが、いずれも無観客か、観客数を大きく減らしての開催だ。
 そもそも、五輪延期決定から二カ月後の五月当時、...

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