珍名字の正代、大関昇進でも「ずっと『正代』で…」 愛着しこ名で相撲道まい進

2020年9月29日 06時00分

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初優勝から一夜明けてオンライン会見に臨む正代(日本相撲協会提供)

初優勝から一夜明けてオンライン会見に臨む正代(日本相撲協会提供)

  • 初優勝から一夜明けてオンライン会見に臨む正代(日本相撲協会提供)
 27日まで東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所を13勝2敗で初優勝し、大関昇進を確実にした関脇正代(28)=時津風=が千秋楽から一夜明けた28日、オンラインで記者会見し、昇進後も本名のしこ名を貫くことを宣言した。
 まだ夢心地。正代は初優勝を実感しきれていない。ましてや、足固めとみられた場所で一気に手中にした大関の地位の重みとは、これから向き合っていくしかない。そんな中、来場所に向けて決めていることがある。
 「ずっと正代でいけたらと思います。珍しい名字だし、このしこ名で皆さんの中で定着しているのなら、これからも頑張っていきたいと思います」
 いい名前だから、と報道陣から振られると「自分では判断できかねますが…」とモニター越しに照れ笑いを浮かべたが、まんざらでもない。祖母の名前が正代正代(まさよ)さんということも話題となり、以前から知名度は抜群だ。
 初土俵から一貫して、名乗りは正代。2015年名古屋場所後の新十両昇進時、師匠の時津風親方(元幕内時津海)からも「正代はいい名前だから、それでいこう」とお墨付きをもらっている。
 熊本県出身初の優勝力士という称号を手にして、昭和以降では輪島、北尾、出島、高安に続く5人目の本名大関となる28歳。秋場所は、2016年の熊本地震で被害を受けた熊本城がデザインされた染め抜きで15日間、場所入りを続けた。
 新型コロナウイルス禍で早期の凱旋(がいせん)はかなわないが「結果を残すことが自分にできること」と、土俵から熊本にエールを送り続ける。角界入りする時、自分で家族や郷土への愛着を込めて決めたしこ名を誇りに、30日から「大関正代」として第一歩を踏み出す。

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