挑む浮世絵 国芳から芳年へ 私のおすすめ作品(上)

2020年9月29日 05時00分 (9月29日 05時03分更新)
草刈正雄さん

草刈正雄さん

  • 草刈正雄さん
  • 歌川国芳「信州川中嶌百勇将戦之内 真田喜兵衛昌幸」 名古屋市博物館蔵
 歌川国芳(くによし)と月岡芳年(よしとし)を中心に、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師の作品約百五十点を紹介する「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」展(中日新聞東海本社など主催)が十一月八日まで、浜松市中区松城町の市美術館で開かれている。各界で活躍する三人にお薦めの作品を紹介してもらう。
 大河ドラマ「真田丸」で、真田昌幸という約四十年の役者人生で一番と言っていいすてきな役に出会いました。以前、NHK新大型時代劇「真田太平記」で真田幸村を演じた時には、まさかその後、父親である昌幸を演じるとは思ってもいませんでした。
 それにしても、昌幸十六歳の初陣を描いた浮世絵があったとは。浮世絵には珍しい、白点を抜いた黒目の表現に、若くして頭角を現した戦国武将らしい眼光の鋭さを感じます。この時はまだ、世に言う「策士」ではなかったのかな。今まで見た昌幸像の中では、この浮世絵が一番いい男です。 (俳優・草刈正雄)
     ◇  
 月曜休館。一般1200円、高大専門生800円、70歳以上と小中生600円。(問)浜松市美術館=053(454)6801

関連キーワード

PR情報