五輪初の飛び込みメダルいける!14歳玉井陸斗がリオ五輪銅相当スコアで2冠「自分らしい演技できれば得点が取れる」

2020年9月28日 10時53分

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男子高飛び込み決勝で1位になった玉井陸斗の3回目の演技

男子高飛び込み決勝で1位になった玉井陸斗の3回目の演技

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 飛び込みの日本選手権最終日が27日、新潟県長岡市のダイエープロビスフェニックスプールで行われ、男子高飛び込みは26日の板飛び込みを制した玉井陸斗(14)=JSS宝塚=が528・80で優勝。2016年リオデジャネイロ五輪なら銅メダルに相当するハイスコアで2冠に花を添えた。玉井は五輪代表最終選考会を兼ねる来年2月のW杯東京大会で、18位以内に入れば東京五輪切符を獲得できる。
 恐るべき14歳だ。決勝3本目。玉井は2月の代表選考会では安全策を採って投入を見送った「前宙返り4回半抱え型(109C)」を持ってきた。「台の先端で踏み切れた。ジャンプも予選より高く跳べた」。高速回転から、入水はほぼ水しぶきを上げないノースプラッシュで決めた。完璧な演技に10点満点を付ける審判もいたほどだ。
 苦手としていた後ろ回転の演技でも高得点を出し、6本全てを80点以上の高レベルでまとめた。トータルでは自己ベストを10点ほど上回る515点を目指していたが、自らの予想を超える528・80点。「自分らしい演技ができれば得点が取れる」。2位以下を100点以上離しての圧勝で、確かな自信が芽生えた。
 コロナ禍をプラスに転じていた。馬淵崇英コーチ(56)は「プールが使えない時期は仕方なく陸上での練習を増やした。トランポリンを使ったり。パワー、バランス、さまざまなところがよくなってきた」と言う。高飛び込みの練習自体は以前より減ったが、基礎練習の反復が土台を強固にしていた。
 馬淵コーチは「キャリアがない中学2年生だけど、想像以上に心身で成長している。五輪の延期が逆に大きなプラスになっている」と話す。体は今が成長期。鍛え方次第で伸びしろは無限だ。
 玉井は「次は550点。ダイナミックな演技で表彰台を目指す」と世界トップを見据える。確実視されている五輪切符どころか、日本飛び込み界悲願の五輪でのメダル獲得も見えてきた。

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