藤枝明誠が2年連続V 秋季高校野球県大会   

2020年9月28日 05時00分 (9月28日 12時28分更新)
優勝を決め喜ぶ藤枝明誠の選手たち=27日、静岡市駿河区の草薙球場で

優勝を決め喜ぶ藤枝明誠の選手たち=27日、静岡市駿河区の草薙球場で

  • 優勝を決め喜ぶ藤枝明誠の選手たち=27日、静岡市駿河区の草薙球場で
  • 藤枝明誠−常葉大菊川 3回表藤枝明誠1死一、二塁、左越え2点適時三塁打を放つ宮城佑弥選手=27日、静岡市駿河区の草薙球場で
  • 三島南−加藤学園 4回裏加藤学園無死、右越え本塁打を放つ雨宮快成選手=27日、静岡市駿河区の草薙球場で
 第七十三回秋季東海地区高校野球県大会の決勝が二十七日、静岡市駿河区の草薙球場であり、藤枝明誠が常葉大菊川に16−2で完勝し二年連続優勝を飾った。
 東海大会の残り一枠を決める三位決定戦は、加藤学園が三島南を5−2で下し二年連続の進出を決めた。
 上位三校は、十月二十四日から三重県である四県の代表校による東海大会に進出する。東海地区には、二校の春のセンバツ出場枠がある。 (保坂千裕)
 藤枝明誠は、21安打15打点の猛攻で、常葉大菊川を終始圧倒した。三回、先頭の宮城が右前打で出塁すると、打者十一人で一挙8得点を奪った。投げては連投の小林が、一〜三回は三者凡退に抑え、8イニング無失点の好投をみせた。
 常葉大菊川は、九回に川淵が本塁打を放ったが、力尽きた。
▽決勝
藤枝明誠 108102220|16
常葉大菊川000000002|2

◆一番宮城 火付け役に

 県大会の一週間前に、一番打者に抜てきされた宮城佑弥選手(二年)が、藤枝明誠打線を引っ張った。4安打2打点の活躍。リードオフマンとして、三回の大量得点の火付け役になった。
 先頭で打席に入った三回、打者有利のカウントで、甘く入った真ん中の直球を右前にはじき返した。遅い球を体重を乗せて打ち返す、日々の練習が生きた。
 あこがれの一番を任されて五試合目の決勝の大舞台では「しっくりくる」と、二日連続の三塁打も出た。徹底した直球狙いが功を奏した。
 大会二連覇にも「安心した」だけ。見据えるのはセンバツ出場だ。「細かいミスで相手に流れがいってしまう。正確な野球にしていきたい」と、守備力の強化も目指す。 (保坂千裕)
 <藤枝明誠・光岡孝監督の話> 流れを最後まで渡さなかった。常葉大菊川の野手の能力は高く、一つのミスで流れが変わってしまう野球は怖い。先発の小林が無失点で抑えてくれ、野手も余裕を持って守備ができた。
 <常葉大菊川・石岡諒哉監督の話> 屈辱の負け。(藤枝明誠は)チームの完成度が高かった。このような戦いは東海大会ではできないので、ゼロからやり直す。この点差は、春のセンバツ出場校を選ぶ参考にもなってしまうので、東海大会を勝ち抜くしかない。

◆加藤学園3位 東海切符

 四回の雨宮のソロ本塁打で勝ち越した加藤学園が、中盤で着実に加点し、三島南を制した。1点を追う二回、1死二塁の好機で平尾の右前適時打で同点に。五回には、長打や敵失で3点を加点し、試合を決めた。
 三島南は八回に、安打や敵失で1点を返したが、後が続かなかった。
▽三位決定戦
三島南 100000010|2
加藤学園01013000x|5

◆「大黒柱」雨宮 勝ち越し本塁打

 一年時から扇の要に座る大黒柱の一振りが、チームに勝利を呼び込んだ。加藤学園の雨宮快成捕手(二年)は「チーム、自分の両方にとって大きな一打」と、勝ち越し本塁打を自画自賛した。
 同点の四回、先頭で打席に立った。狙い球はなかったが、ライナーで仕留めようと、得意の内角ストレートに思わずバットが出た。「外野フライかと思ったが、風に乗ってくれた」
 今夏までは、絶対的な存在だった一つ上のエース、肥沼竣投手(三年)とバッテリーを組んでいた。新チームでは、投手が毎試合変わるため、連携が課題。先発の石山拓真投手(一年)のスライダーを生かすなど、三投手の調子を見極めたリードで2失点に抑えた。
 八月の甲子園交流試合では、勝利して、初めて甲子園に校歌を響かせたが、吹奏楽や応援団がいない無観客での戦い。「応援があるなかで甲子園で試合をしたい」と春に照準を定めている。 (保坂千裕)

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