【記者の追悼】竹内結子さんの10年間の変化を的確に言い当てた田村正和

2020年9月27日 19時37分

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竹内結子さん

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 女優の竹内結子さんが27日、東京都内の自宅マンションで死去した。現場の状況から自殺とみられる。遺書は見つかっていない。40歳だった。
  ◇   ◇
 「女の子っていう感じだったが、大きな女優さんになった」
 「頑張れてたのかな。うれしいです」
 2014年10月27日、京都の撮影所。テレビ朝日のドラマ「復讐法廷」で共演した田村正和と竹内結子さんを取材した。2人は04年の「新ニューヨーク恋物語」(フジテレビ)以来10年ぶりの共演で、成長をたたえる田村の隣で少女のような笑顔を輝かせ、はにかんでいた竹内さんの表情が今も印象に残っている。
 99年、京都や奈良を舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「あすか」のヒロインでお茶の間に広く知られるようになり、04年の主演映画「いま、会いにゆきます」で共演した中村獅童と05年に結婚、第1子を出産したが08年に離婚。私生活が注目された中で07年に公開された主演映画「サイドカーに犬」ではそれまでのかわいらしいイメージから一転、凜(りん)とした強いヒロインを好演して数々の映画賞を受賞。その後の主演女優としての活躍ぶりは周知の通りで、田村の言葉は竹内さんの公私にわたる10年間の変化を的確に言い当てていた。
 竹内さんの女優としての魅力について田村は「うまい。いいんだけれども、あんまりうまくないなという人いるでしょ。そういうのじゃなくて、どんな役でもこなしちゃう。女優としての資質を持っている」。そんな田村に「ジェントルマンで、包容力に甘えられそう」と語りかけていた竹内さん。19年に再婚して私生活でも甘えられるパートナーを得て、これからさらに“大きな女優”になっていくであろうと期待が膨らんでいた直後の悲報。なぜ? どうして? という疑問しか浮かばない。合掌。(関龍市朗)

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