2位以下の順位に例年程の意味なし…正解出し続ける中日の“勝利の方程式” 3人の個人タイトル狙っていい

2020年9月27日 11時15分

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9回に登板し、打者3人で抑えたR・マルティネス=東京ドームで

9回に登板し、打者3人で抑えたR・マルティネス=東京ドームで

  • 9回に登板し、打者3人で抑えたR・マルティネス=東京ドームで

渋谷真コラム・龍の背に乗って

◇26日 巨人2-3中日(東京ドーム)
 盗塁成功率8割4分2厘。走の切り札・増田大の二盗を仕留めたところで、ようやく勝利が見えた。際どいタイミングだったが、3、4回にいずれも失敗していた巨人に、リクエストの権利は残っていなかった。R・マルティネスのクイックモーションと156キロに、木下拓がピンポイントの送球で応えた。
 「木下がナイスボールを投げてくれて、あのプレーは本当に助かった。チームが勝てたことが本当にうれしい」
 逃げ切りの中日と逆転の巨人のせめぎ合いだった。「6回をリードしていたら」の連勝は23に伸び、31勝2敗2分け。この無双状態は、いつだって「正解」を導き出す勝利の方程式があればこそだ。
 7回に福谷が追い付かれ、なお1死一塁。ベンチは福ではなく先に祖父江を送った。巨人に傾きかけた流れを止めてくれるという、より強い信頼感の表れだと思う。
 「与えてもらった場所で精いっぱい頑張ります」。いつものように短くコメントした祖父江は、大城とウィーラーを打ち取って、木下拓の決勝弾を引き出した。今季初勝利で20ホールドポイント。2年前の19(2勝17ホールド)HPを抜くキャリアハイである。
 8回を3人で抑えた福が19HPで、9回をねじ伏せたライデルは14セーブ。これだけ投げ続けている3人を見れば、個人タイトルで報われることを願いたくなる。最優秀中継ぎは、逃げるヤクルト・清水のすぐ後ろを竜の2人が追っている。最優秀救援は阪神・スアレスが頭一つ抜けているが、ライデルも圏内だ。
 得点は本塁打で奪ったが、失点は堅守と継投で防いだ。ホールドもセーブも勝利に直結する個人成績だ。首位ははるか遠く、2位以下の順位付けに例年ほどの意味もない。ならばねらっていい。ねらわせてもいい。
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