【長野】誹謗中傷の防止訴え共同宣言 県や経済団体、PTA連合会など
2020年9月27日 05時00分 (9月27日 05時00分更新)
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県や県内の経済団体などが二十五日、新型コロナウイルス感染者やその家族、医療従事者への誹謗(ひぼう)中傷の防止を訴える共同宣言を発表した。県は同時に「あかりをともそう」キャンペーンと銘打ち、テレビCMや会員制交流サイト(SNS)で誹謗中傷の抑止を呼び掛ける。
共同宣言したのは、県や県経営者協会、連合長野、県PTA連合会など十六団体。感染者らが誹謗中傷を恐れて受診をためらってしまう恐れもあると指摘し、「戦うべき相手はウイルス。思いやりとやさしさがあふれる地域づくりに取り組む」としている。
阿部守一知事は「コロナの問題を差別、誹謗中傷の問題にしてはいけない。感染した人やその家族らを温かく地域社会で迎え入れる社会をつくっていきたい」と力を込めた。
県は差別解消を目指して愛媛県で始まった「シトラスリボン運動」を展開する関係団体にも協力していく方針。
(安永陽祐)
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