藤枝明誠ー常葉大菊川 秋季高校野球 県大会きょう決勝

2020年9月27日 05時00分 (9月27日 05時02分更新)
常葉大菊川−三島南 4回を無失点と好投した常葉大菊川の小山選手=26日、草薙球場で

常葉大菊川−三島南 4回を無失点と好投した常葉大菊川の小山選手=26日、草薙球場で

  • 常葉大菊川−三島南 4回を無失点と好投した常葉大菊川の小山選手=26日、草薙球場で
  • 加藤学園−藤枝明誠 13奪三振と好投した藤枝明誠の小林輝投手=26日、草薙球場で
  • 常葉大菊川−三島南 1回表常葉大菊川2死二、三塁、右前に2点適時打を放つ馬塚潤哉選手=26日、草薙球場で
 第七十三回秋季東海地区高校野球県大会の準決勝が二十六日、静岡市駿河区の草薙球場であり、藤枝明誠と常葉大菊川が決勝進出を決めた。藤枝明誠は加藤学園を6−1で制し、常葉大菊川は三島南に9−1で七回コールド勝ちした。二校は十月二十四日から三重県で開かれる東海大会に出場する。同大会は、来春の選抜大会の選考基準となる。
 藤枝明誠は二年連続、常葉大菊川は三年ぶりの東海大会進出。決勝は二十七日の午後零時半から同球場である。午前十時からは、東海大会に進む残り一校を決める三位決定戦がある。
 今大会は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、一般客は入れず、スタンドは学校関係者のみに制限して開いている。 (保坂千裕)

◆藤枝明誠 投打がっちり

 藤枝明誠は、投打がかみ合い完勝した。一回、先頭の宮城が三塁打を放ち、四番川瀬の適時打で生還。三回の打者一巡の猛攻で5点を奪い、試合を決めた。投げては、先発の小林が9回1失点13奪三振の好投をみせた。加藤学園は、二回に1死満塁の好機をつくったが、後が続かなかった。
 今夏の甲子園交流試合に出場した加藤学園を相手に完投勝利した藤枝明誠の小林輝投手(二年)は「気持ちで粘ることができた」と自信をのぞかせた。
 昨年の秋季大会は県一位だったが、高野連が甲子園交流試合に選んだのは、二位の加藤学園だった。光岡孝監督に「気持ちを試合に持ち込むな」と言われても、因縁の相手に対して小林投手が投げた148球には力が入った。
 終盤まで120キロ台のストレートは衰えず、得意な大きく曲がるスライダーで加藤学園打線から13奪三振。五つの四死球で出した走者のうち二人は、相方の萩原功至捕手(二年)がけん制で刺すなど守備にも助けられた。
 「ゴールは県優勝ではなく、甲子園」と小林投手。連戦にも「決勝も自分の投球をしたい」と意欲をみせる。先輩があと一歩で逃した夢の舞台に立つべく、東海大会でシードとなる県一位を狙う。 (保坂千裕)

◆常葉大菊川 着実に加点

 常葉大菊川が初回につかんだ流れを放さず、終始、三島南を圧倒した。一回に敵失で1点を先制。2死二、三塁の好機で、馬塚の2点適時打で突き放した。二回以降も安打がつながり加点した。
 三島南は、山田の二塁打や敵失で1点を返したが、開いた点差は埋められなかった。

◆1年生の馬塚、4打点大活躍 湖西市出身

 今大会初めてスタメン起用された一年生が、バットで期待に応えた。常葉大菊川の馬塚潤哉選手は4打点を挙げ、チームの大量得点の一翼を担った。
 この日朝の先発メンバー発表で、自分の名前が六番にあった。「勝てば東海大会進出の試合で緊張した」という初打席で、内角ぎみのストレートを右前にはじき返した。「気持ちが楽になった」と四回にも狙ったストレートが三塁打に。2点を加えてチームの勝利を決定づけた。
 馬塚選手は湖西市出身。実家から片道一時間で通えるが、「通学の時間を練習に充てたい」と寮生活を選んだ。入学して一週間で、新型コロナウイルス感染拡大防止で休校になり、寮から実家に戻った。
 実家での一カ月間は、三歳年上のOBと自主練習に励み「打撃を一から習った」という。逆方向に引っ張るバットの出し方を念入りに習ったことが、本番でも結果につながった。
 県大会を一位で通過すれば、東海大会の組み合わせは有利になる。
 馬塚選手は「自分の力を出し切って、チームの勝利に貢献したい」と闘志を燃やす。 (保坂千裕)

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