被災地野球部 Vの追い風に 金沢の岡本さん 応援うちわ作成

2020年9月27日 05時00分 (9月27日 12時21分更新)
岩手県の宮古市役所野球部を応援するうちわを作った岡本孝二さん=金沢市尾張町で

岩手県の宮古市役所野球部を応援するうちわを作った岡本孝二さん=金沢市尾張町で

  • 岩手県の宮古市役所野球部を応援するうちわを作った岡本孝二さん=金沢市尾張町で

岩手・宮古市役所に贈る


 東日本大震災で被災した岩手県宮古市を支援しているフリーデザイナーの岡本孝二さん(76)=金沢市利屋町=が、宮古市役所野球部を応援するうちわ二枚を作った。今年は新型コロナウイルス感染拡大で試合が中止になったが、「震災から十年の節目となる来年に向けて頑張ってほしい」と願いを込める。 (戎野文菜)
 うちわには、大量得点と大漁を掛けてタイの絵をあしらった。来年の岩手県大会優勝を願う「2021復帰・県一」の文字も並ぶ。宮古市のキャラクターをはり付けたうちわも作った。
 大きさは縦横約三十センチ。文字や絵は発泡スチロールを使って立体的に仕上げた。「宮古市は海がきれいと聞いているので、背景は波の模様にした」。十月上旬に野球部へ贈る予定。
 「いしかわトキ能里(のり)の会」の代表も務める岡本さんは、明治時代に宮古市にトキがいたことを知り、同市と交流を始めた。市役所野球部の応援は二〇一三年から。この年、県大会で優勝したのを新聞記事で見て、感銘を受けた。自身も中学時代に軟式野球を経験し、野球が好きだという。
 毎年うちわや旗を手作りし、プレゼントしてきたが、持病の慢性腎不全のため応援グッズを作れない年もあった。現在は週三回、四時間ずつ人工透析を受ける。その最中も「寝ながら何を作ろうかとアイデアを練っている」と意欲は衰えない。「うちわを見た人に元気や、やる気を与えたい」と笑顔で話した。

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