金工作品 私の内面 金美大院生・岸さん 独自の技法

2020年9月26日 05時00分 (9月26日 10時56分更新)
「自分の内面を作品にしている」と話す岸洸実さん=金沢市柿木畠で

「自分の内面を作品にしている」と話す岸洸実さん=金沢市柿木畠で

  • 「自分の内面を作品にしている」と話す岸洸実さん=金沢市柿木畠で

◇金沢で初個展


 金沢美術工芸大大学院で金工を学ぶ修士課程一年岸洸実(ひろみ)さん(25)=金沢市=の初個展「刻(とき)よ」が、同市柿木畠のカフェギャラリー「ミュゼ」で開かれている。幾何学的な造形に、人の内面や、毎日を積み重ねる幸せを表現した。開催は三十日まで。(堀井聡子)
 これまでに手掛けた立体作品九点を展示。真ちゅうを型紙に合わせて旋盤で削り出し、やすりをかけたり漆を塗って質感を変化させたりして、パーツを組み上げた。「技法は教科書に載っておらず、試行錯誤した」と振り返る。「自分の内面にあるものを作品にした。他にはあまりない技法を楽しんでほしい」と話す。
 岸さんは茨城県出身。子どものころから、折り紙など立体的な物を作るのが好きだった。金沢美大に進学後、「なんだかしっくりきた」金工を専攻した。
 現在は休学中。英国留学する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で断念した。ただ、修了後も制作のため旋盤を使える場所探しを始める。
 これまでの自粛期間中、金工作品の制作はできなかったが、ギャラリーに一緒に展示する絵を描く時間に充てた。「制約は作品づくりのきっかけになる。制限があるからこそ、それによって自分の作品が変わって面白い」と前向きに捉えている。
 観覧時間は正午〜午後七時。最終日は午後五時まで。観覧無料。

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