Q:博士課程は大学教員養成に特化? A:課題解決力も身に付きます

2020年9月26日 05時00分 (9月26日 10時13分更新)
懇談会であいさつする北経連の久和進会長(中央)=富山県射水市の富山県立大で

懇談会であいさつする北経連の久和進会長(中央)=富山県射水市の富山県立大で

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産学連携懇談会 交流で相互理解


 北陸経済連合会は二十五日、北陸三県の十二の大学と北陸産学連携懇談会を富山県射水市の富山県立大で開いた。二〇二一年度から五年間の活動方針となる北経連の「第五次中期アクションプラン」策定に向けて大学側の意見を聞き、高度な専門知識を持つ人材の活用やベンチャー企業の育成で協力していくことを確認した。(中平雄大)
 富山県立大の下山勲学長は「大学院では専門性とともに課題解決能力も身に付ける教育を進めている」と述べ、企業が博士課程の学生を重用すべきだと指摘。大学院進学を希望する学生への資金支援を提案した。
 北経連の久和進会長は「経営者の多くは博士課程の実態を知らない。今でも大学教員の養成課程というイメージを持っているところもある。お互いの意識のずれを直さなければ」と、双方の交流の必要性に言及した。
 この他、大学側は、ビジネス経験が豊富な企業人材を大学発ベンチャーの経営者として紹介したり、統計データなどの行政情報を自由に活用できるよう、自治体側に情報公開を求めたりすることを要望した。
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってデジタル化の推進や東京一極集中の是正が求められる中、産学連携の重要性が高まっているとの認識で一致。異業種企業や大学で新たなビジネスを創出する「オープンイノベーション」についても話し合った。
 北経連は会員企業・大学と経団連会員企業とのビジネスマッチングの実績を報告した。一七〜一九年の三年間で三十三件の申請があり、うち十六件が面談に至った。
 今年十二月にはオンラインによる開催も予定しており、十月中旬に参加企業・大学を募集する。

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