巣ごもりで注目 販売好調 しいたけ栽培ブロック

2020年9月26日 05時00分 (9月26日 10時22分更新)
好評を博している「しいたけ栽培ブロック」=富山市西金屋の作業センターふじなみで

好評を博している「しいたけ栽培ブロック」=富山市西金屋の作業センターふじなみで

  • 好評を博している「しいたけ栽培ブロック」=富山市西金屋の作業センターふじなみで

富山の多機能事業所 笑顔広がる


 社会福祉法人「めひの野園」が運営する多機能型事業所「作業センターふじなみ」(富山市西金屋)が手掛ける「しいたけ栽培ブロック」の売れ行きが好調だ。コロナ禍に伴う「巣ごもり消費」の拡大で、自宅でシイタケを栽培できるブロックに注目が集まり、関係者を喜ばせている。 (山岸弓華)
 「ふじなみ」は自閉症がある人の社会参加を目指し、二〇〇五年に設立。シイタケ栽培は培養、仕込み、包装と工程が多いため、利用者は個性が発揮できる分野で働くことができるという。
 「ブロック」はおがくずを固めて、シイタケの菌を打ち込んだもの。室温一〇〜二〇度の部屋に置いておくと、約一週間ほどでシイタケが育つ。以前は主に生産者が購入していたが、感染拡大以降は一般家庭からの問い合わせが相次いだ。年間三十個ほどだったブロックの売り上げは、今月の時点ですでに三百個以上にのぼる。
 コロナ禍で「巣ごもり」が奨励される中、祖父母から孫へのプレゼントや、幼稚園での観察教材として人気が高まり、会員制交流サイト(SNS)を通じて口コミで広まったという。作業所はチラシを作成するなど販促に奔走し、生産課主幹の室賢一さん(47)は「こんなに売れるとは想定外」と笑顔を見せる。
 好調な売り上げに、利用者は「今日も売れたね」とうれしそうな表情を見せることが多くなったという。室さんは「ブロックを通じて、障害のある人への理解につながれば」と期待を込める。
 ブロックは、作業所に併設する直売所で購入できる。九月中はセール価格で一個五百円。十月以降は通常価格で一個八百円。(問)作業センターふじなみ076(436)7673

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