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五輪代表選考延期で“恩恵”受ける石川遼…「厳しい状況」から解放、長期的プランで『今平超え』狙う

2020年4月30日 22時08分

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石川遼

石川遼

◇記者の目

 新型コロナウイルス感染拡大のため来年に延期になった東京五輪のゴルフ競技で、国際ゴルフ連盟と国際オリンピック委員会は29日、代表選手の選考期間も1年延長し、男子は来年の6月21日時点、女子は同28日時点の世界ランキングに基づく五輪ランクで決めると発表した。
 選考が1年伸びたことで、がぜん注目されるのが、男子の石川遼=カシオ=だ。東京五輪出場を熱望しているが、現在のランクは97位。41位で日本勢2番手にいる今平周吾との差は大きい。本人も「最後まであきらめない気持ちに変わりはないが、自分が置かれている状況が厳しいことは分かっている」と胸の内を明かしていた。予定通りに試合が行われていれば、代表決定まで国内男子ツアーは残り6戦(開幕戦のシンガポールOPは開催ずみ)しかなく、海外戦に出たとしても逆転にはかなりの頑張りが必要だった。
 ところが、代表決定が1年伸びたことで、猶予が生まれた。今平は2018、19年のツアー賞金王で、安定感は抜群。石川が追い抜くことは簡単ではない。だが、今後の1年間を体力的な調整を含め、長期的にスケジュールを組んでじっくりと臨むことができる。選手会長の任期が終わり、今季はプレーに集中しやすい立場も追い風だ。
 ツアーは現時点で6月いっぱいまでの中止・延期が決まり、7月から再開できるかどうかも未知数。しかし、再開後は2人の五輪代表争いが大きな焦点になる。石川が追い上げて激しい代表争いを演じ、ツアー人気を盛り上げることができれば…。コロナ禍を福に転じさせることにもなる。(大西洋和)

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