本文へ移動

44歳タイガー・ウッズは若き日のハードトレを今さら悔やむ ツアー中断を癒やしの時間に[武川玲子コラム]

2020年5月6日 10時23分

このエントリーをはてなブックマークに追加
タイガー・ウッズ(AP)

タイガー・ウッズ(AP)

◇武川玲子コラム「ゴルフ米ツアー見聞録」

 メジャー15勝を含む米ツアー最多に並ぶ82勝を挙げているタイガー・ウッズ(米国)が、ファンからの質問に答えるインタビューで、若かりし日のハードトレーニングを嘆いた。
 「若いころの自分に1つだけ伝えることができるなら」。そう問われた44歳は「たくさん走りすぎないようにと言いたい。あれで自分の体を壊してしまった」と振り返った。
 「ツアーに入った最初の5、6年は毎週50キロ近く走り込んでいた」。朝起きてすぐに6キロを走ってからジムで筋トレ。その後に3、4時間は球を打ち、小技の練習も入念にこなした、そしてまた、6キロを走った。
 「当時、ツアープロで体を鍛えているのは僕だけだった」。20歳でプロ転向以来、そのパワーで圧倒的な強さを誇り、33歳までにメジャー14勝を挙げた。「アスリートのピークは25歳前後。僕はおかげで最も良い時期を過ごすことができた」
 しかしその代償も大きかった。膝の故障が7度、アキレス腱(けん)の損傷が3度、腰の痛みは数知れずと満身創痍(そうい)の状態に陥ってしまった。アスリートゴルフを確立する一方で、今はけがをしないスイングづくりに苦心している。
 だから若いころに戻れるなら、もう少し体をいたわりたいと言う。それでも、50歳から参戦できるシニアツアーについて聞かれると「出場権を得られたらね」とまだまだプレー意欲は盛んだ。
 今年は2月のジェネシス招待以降、腰痛のため実戦から遠ざかっているが、今月に予定されるフィル・ミケルソン(米国)とのチーム対戦で復帰する見込み。ツアー中断がウッズにとって癒やしの時間になっていれば幸いだ。
(全米ゴルフ記者協会会員)
おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ