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キャディーつけずに自らバッグ マキロイらが参加した2カ月ぶりライブゴルフの意義 [武川玲子コラム]

2020年5月20日 12時58分

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ロリー・マキロイ

ロリー・マキロイ

 米フロリダ州ジュノビーチで17日、米ツアーの男子トッププロ4人がチャリティーマッチで競演した。新型コロナウイルス感染拡大により世界の各ツアーが3月に中断してから、約2カ月ぶりのライブゴルフ。勝負の行方よりも、イベントが無事終了したことがゴルフ界にとって「大きな第一歩」と評された。
 マッチはロリー・マキロイ(英国)、ダスティン・ジョンソン組がリッキー・ファウラー、マシュー・ウルフ(いずれも米国)組に勝利。約235万人となった視聴者からの寄付も合わせて総額500万ドル(約5億3500万円)以上が医療機関などへ寄付された。
 「来月のツアー再開に向けてよき演習となった」と米ツアーの関係者。チャリティーとはいえ、「ゴルフはソーシャルディスタンスの維持が可能」と実証できたことに手応えをつかんだ様子だ。
 たしかに、キャディーをつけずに選手が自らバッグを担ぐなど、通常とは勝手が違うところもあった。しかし、同組でプレーする選手同士が近寄りすぎることもなく、テレビリポーターとのインタビューも一定の距離が保たれていた。
 心配されたテレビクルーたちの動きも確認できた。「最初は戸惑いがあったが、カメラワークにも支障なく撮影できた」と放映したNBC。ただその一方で、無観客での開催には「やはりファンがいてほしい」と選手たちは口をそろえた。
 勝負が決まっても歓声がないのは寂しいし、味気がない。ファンの重要性をあらためて感じさせられた。米ツアーは6月11日に再開する第1戦から4大会は「無観客試合」となる。
 「しばらくは(歓声がないことに)慣れるしかない」とジョンソン。残念ながら観客の前でのプレーは少し先になるが、その日に向けて一歩近づいたことは間違いない。忍耐を続けたその先がようやく見え始めてきた。(全米ゴルフ記者協会会員)
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