運転免許証をマイナンバーカードに「統合」?

2020年9月24日 05時00分 (9月24日 05時00分更新) 会員限定
就任記者会見で運転免許証のデジタル化推進を表明した小此木八郎国家公安委員長=17日、首相官邸で

就任記者会見で運転免許証のデジタル化推進を表明した小此木八郎国家公安委員長=17日、首相官邸で

  • 就任記者会見で運転免許証のデジタル化推進を表明した小此木八郎国家公安委員長=17日、首相官邸で
  • 特別定額給付金のため、マイナンバーカードの交付申請などの問い合わせで自治体の窓口は混雑した=5月、東京都大田区役所で
  • 運転免許証の見本=警察庁提供
  • マイナンバーカードの見本
 小此木八郎国家公安委員長は十七日の就任記者会見で、「菅義偉首相から強い指示があった」として運転免許証のデジタル化推進を表明した。免許証は約八千万人が持つ最も普及した身分証だが、デジタル化するとはどういうことか。透けてくるのは、普及が進まないマイナンバーカードとの一体化により、同カードを事実上強制的に取得させようという政府側の思惑だ。警察と同カードの結び付きは、監視社会を招く恐れはないのか。(石井紀代美、大平樹)

デジタル化指示

 「総理からは特に、運転免許証のデジタル化について強い指示が私にありました」。小此木八郎国家公安委員長は、十七日の就任記者会見でこう明かした。
 「強い指示」という部分に、菅首相の思い入れの強さがにじむ。ちなみに、小此木委員長の父親は、中曽根内閣で通商産業(現・経済産業)相などを歴任した彦三郎氏。横浜市議になる前に彦三郎氏の秘書を十一年間務めた菅首相との関係は近い。
 コロナ禍が続く今年六月、国と地方の行政デジタル化を促進することを目的とした政府の作業部会で、唐突に打ち出したのも当時官房長官だった菅首相。部会の最後で「運転免許証をはじめとする各種免許証や国家資格のデジ...

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