首位川崎を苦しめた“キャプテン・カズ”の気迫「監督も含め、みんなが僕に主将マークを、と言ってくれた」

2020年9月23日 22時54分

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横浜FCの三浦知良

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◇23日 J1リーグ第18節 川崎3―2横浜FC(等々力)
 横浜FCの元日本代表FW三浦知良(53)がJ1最年長出場記録を塗り替えた。川崎戦で先発出場し、後半11分までプレー。J1では13年ぶりとなる53歳6カ月28日での出場で、2012年に札幌の中山雅史(現J3沼津)がマークした45歳2カ月1日を大幅に更新した。首位の川崎が3―2で6連勝を飾り、史上最速となる19試合目での勝ち点50となった。
 左腕に赤色の主将マークを巻いたカズがゴールからボールを拾い上げ、険しい形相でセンタースポットへ走った。「ここからだぞ!!」。0―2で迎えた後半2分、中村の左CKを小林が背中で押し込んだ。逆襲の号砲。53歳の気迫に呼応するような怒濤(どとう)の追い上げで首位の川崎を最後まで苦しめた。
 「監督も含め、みんなが僕に主将マークを、と言ってくれた。みんなの気持ちを腕章に込め、責任を持ってピッチに立った」。盟友だった中山雅史のJ1最年長出場記録を大幅に更新する金字塔を打ち立てた。リーグ戦は2007年12月1日の浦和戦以来、実に4680日ぶり。後半11分にピッチを去ると、観客から大きな拍手が送られた。
 その舞台は、V川崎時代の93年5月に自身のJリーグ1号を決めたかつてのホーム等々力。「みんなの力、助けがあってグラウンドに立てる。J1の舞台に立てたことをみんなに感謝したい」
 計56分間で16度のプレー機会。ワンタッチでボールを動かし、守備ではプレッシングに奔走した。何度倒れても起き上がり、必死にプレーした。巧妙なプレーで好機も呼び込んだ。前半37分、カズは敵陣左サイドで相手を背負い、倒れ込みながら松尾と絶妙なワンツー。松尾はドリブルで切り込み、松井の絶好機を生み出した。
 だが、肝心のシュートはゼロ。カズは「ペナルティーエリア付近の仕事が少なく、自分自身でも物足りなかった」と振り返った。カズダンスはお預け。勝利の女神を“落とす”こともできなかった。しかし、課題も反省もピッチに立ってこそ。「次に生かさないといけない」。勝利のゴールを奪うまで、老け込むつもりはさらさらない。

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