地域福祉用のICT 黒部社協 実証実験へ

2020年9月24日 05時00分 (9月24日 10時28分更新)
改良した機器(手前)の説明などがあったくろべネット運営委員会=黒部市社協で

改良した機器(手前)の説明などがあったくろべネット運営委員会=黒部市社協で

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支援する側の仕組み 考える


 黒部市社会福祉協議会(社協)は十一月から、地域福祉分野で支援を受ける後期高齢者と支援する人、団体をつなぐ「くろべネット」用のICT(情報通信技術)実証実験をする。二〇一九年十〜十二月に後期高齢者を対象に実施した実験を踏まえ、今回は支援する側が利用しやすい仕組みを考える。
 同社協は一九年度、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、ICT企業の日新システムズ(京都市)と共同でスマートフォンなどICT機器となじみが薄い後期高齢者がカードを機器に置くことで無事を連絡でき、社協などからの情報伝達も簡単に受けることができる機器を開発。十〜十二月、四十世帯に使い勝手などの実証実験をしてきた。
 本年度は当初、買い物や指定した家族への連絡など利用分野を広げる実証実験をする予定だったが、コロナ禍で高齢者宅への機器設置が困難になった。このため、支援する側の地区や民生委員ら延べ二百人に機器計八十台を使ってもらうことにした。実験期間は五カ月間。
 二十三日、社協でくろべネット運営委員会が開かれた。社協職員が昨年の実験結果や初代機器から音質や押しボタンの形状などを改良した二代目機器、実証実験の流れを自治振興会、民生児童委員、まちづくり推進員、黒部商工会議所青年部員ら委員に説明した。
 同社協は今回の実証実験のため、日新システムズと「くろべネットICT利活用研究二者協定」(本年度から二カ年)を結んでいるほか、近く市民生児童委員協議会、富山国際大と「くろべネットに関するICTを活用した支援者の支援に関する三者協定」(同)を結ぶ。 (松本芳孝)

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